cucin amica

茨城産茄子のピッツァ!!

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母の友人が、茨城で茄子農業を営んでいる。
巨大地震から10日以上が経った日。
「風評被害で茨城産の作物が売れなくて困ってるんだって・・・」
母が電話先で声を詰まらせる。
迷惑にならないようなら、大量に買おう!と言う事になった。

数日後、実家には大量の茄子が届いた。
切り口が青々とし、水分を持っている。
赤ちゃんの足の様に張りがあり、ぴっかぴかのツルツルの茄子。
美しくて美しくて感動した。
原発の影響で、様々な風評被害が飛び交う。
手にしたこの茄子は、きちんと検査を受け、もちろんなんの問題もないものだ。
ずっとずっと土作りに努力し、エコファーマーの認定も受けている安全な茄子だ。
それが売れないのだと言う。

どんな人だって、安全なものを口にしたいと思うだろうし、
放射能を怖いと感じる。
私だってそうだ。
しかし、必要以上に怖がり、余計な不安を広げ、
大切なものが見えなくなってはならないと、心底思うのだ。

私は今も、テレビを見て泣かない日はない。
それは、悲しい涙だったり、時に感動の涙だったり、苦しいもの、やり切れないもの・・・様々だ。
でも一番バカバカしいと思え、憤るのは風評被害だ。
目の前にあるものを信じられず、新たな被災者を生む。

母も私も、賛同してくれるご近所さんや友人に茄子を配った。
みんな喜んで食べてくれた。
ピカピカの茄子にスーッと包丁が入る。
真っ白で瑞々しく、あっと言う間に火が通る。
トロリと甘く、口の中で溶けた。


私は今日も、茨城産茄子を美味しくいただいている。
グリルした茄子を、贅沢にたっぷりのせたピザを作る。
みんなに振る舞い、ムシャムシャ食べる。
「美味しいね!美味しいね!」
こんな美味しい茄子を食べないなんて、
ほんと大損してると思う。








 

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ミニブール

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ミニブールを焼く。
今月の教室で使用する予定だった粉「春よ恋」を使って。
北海道産の粉ならではの優しい甘味。
全脂粉乳を加え、ミルキーな仕上がりに。


計画停電の状況が、なかなかハッキリせず、
4月教室のパン作りが心配・・・。

そろそろ生徒さまに、メニューのご案内をはじめます!
たった半月ですが、なんだかとても久し振りに感じますね。
お会いできるのを楽しみにお待ちしておりまーすっ








 

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有機グリンピースと人参のポタージュ

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毎日、レッスンメニューを考えては試作をする。
ニュースを見ては、食材が手に入りにくくなりそうで迷う。
そんなことの繰り返しだ。

今日作ったのは、有機グリンピースをどっさり入れ、
新タマネギ、人参を加えたポタージュ。
砂糖を入れたかと勘違いするほど、野菜の甘味溢れるスープだ。
古いデジカメでは、なかなかグリーンの美しさが出ないが、&腕不足!
薄緑の中に、人参のオレンジがキラキラ光る。
キュートな彩りだ。

カフェオレカップにたっぷり注ぎ、ゴクゴク飲む。
春の味がする。
まだまだ世の中は寒く、息苦しい気持ちに何度もなるが、
それでも春は、もうすぐそこ。
そんな味がする。








 

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コーンチーズパン

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昨年、第一子出産とマンション購入と言う、
人生の大仕事を、2つもした友人宅に遊びに行く。
おもたせは、彼女の大好物。
もちもちの生地にコーンとチーズ、マヨネーズのたっぷり入ったパン。
&ガトーショコラに。

自転車で走ること25分。(ガソリン節約!)
遊びに行った彼女のマンションは、超巨大!
大きな町がひとつ出来てしまったようだ。
公園の中道がマンションへと続く。
エントランスどころか、敷地内の中庭に入るのもIDが必要らしく、
大きな門の前で、足止めを食う始末だ。なんと言うセキュリティーの高さ!!

「マンション内の下のカフェで、テイクアウトランチを予約したよ~」と言う彼女。
マンション内にカフェ!!   オッシャレ~
15階の彼女の家は、なんとも広い!
イマドキのマンションと言うのは、こんなにも仕様が良くベランダが広いのか!!
土から離れず「自称ナウシカ」のように生きてきた私には、
その高さ、風の強さ(ビル風?・・笑)、オシャレ感に声を上げっぱなしだった。


お互いお気楽な独身だった20代に知り合い、
わずかな音しか聞こえない彼女は、
私に「手話」と言う、もうひとつの世界を教えてくれた。
休みの日には彼女の好きな軽井沢へ毎月のように出掛けた。
当時彼女は、結婚どころか彼氏もいないのに(笑)
子供服売り場を覗いては、「子供欲しい~~」と、
遠くの棚から、手話で言った。
そしてその後に、
「聾者が子育てするって本当に大変なんだよね。泣き声とか聞こえないし」と、言うのだ。
まだ若かった私には、「彼氏が出来てから心配しな!!」などとふざけた返答しか出来なかったが、
心の中は複雑だった。


今、目の前にいる彼女は子育てをしている。
のんびりと優しく、一心に愛情を注ぎ、
心配し、時に泣いて、そして楽しむ。
それは出産経験のない私が見ても、子育てを心底楽しんでいるように見えた。

「泣き声とか聞こえないし。」
あの頃そう言っていた彼女の耳には、
今、わずかに赤ちゃんの泣き声を感じると言う。

彼女はとても優しい母親になっていた。
私は嬉しくて、何度も泣きそうになるたびに、
テイクアウトランチの辛くて辛くて美味しいカレーを頬張った。








 

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いつものドーナツ。

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 『罪悪感にかられて日々を疎かにしないでください。
 不謹慎という言葉を恐れて人を笑顔にするのを忘れないでください。
 どんな仕事であれいつもと同じ事を淡々と続ける事が日本の力になります』


ふと目にした言葉に心を奪われ、誰の言葉だろうと読み込んでいくと、
陸上選手の為末大さんの言葉でした。
大災害となった巨大地震に慄き、
錯綜する情報に恐怖で煽られ、惑わされる。
そんな現状に嫌気がさし、
必要以上に大げさに報道するワイドショーを消し、
それでも情報が気になるから・・・と、ラジオを点ける。


買占めを止め、節電に努める・・・
ただただ静かに過ごす事が、今の自分にわずかに出来ることだと思い込んでいました。
いつもの日常をひとつやろうとする度、
「被災地の人に比べたら・・・」と、思い直し、色々なことをやめる。
それは一見、正しい行為に見えるけど、
ふと、いつもの自分をあまりにも見失っているようで驚く。

そんな中、為末選手の言葉を見つけた。
私は、日々を疎かにし過ぎていたのだ。
大好きな糸井重里さんも言ってる。
「元気な人は、元気でいなければダメだ!」
本当にそうなのだ。

私は、8日振りにパンを作った。
たんまりたんまり粉を捏ね、
自然発酵に努め、電気使用の無いガスでドーナツを作った。
一番最初に揚がったドーナツをキッチンで立ったまま食べる。
フワフワの生地に甘いドーナツシュガーが美味しかった。
たった数日間の事なのに、
やわらかく平和な、いつものドーナツの味が懐かしかった。

ひたすら揚げ続け、近所の子供に配り、オットの実家へ自転車で行き、
そして、わずかなドーナツを持ち、
久し振りに友人とカフェでお茶を飲んだ。
友人は言う。
「お店をやってるみんなにも生活があるもんね!
 持ってるお金を使って、日本の経済に貢献しなきゃ!」
いつも明るい彼女はそう言った。
本当にそうなのだ。
被災しなかった人たちにも生活がある。
みんなが家にこもり、「外食なんて贅沢だ!」を決め込んだら、
どんどん日本がダメになる。

もちろん寄付をする。それは絶対だ。
だからこそ、元気な人が働いて、お金を稼ぎ、出来る限りの寄付をする。
日本の国力を上げ、人間も動物も笑顔になる生活を取り戻さなくてはいけないと思う。


cucin amica タルティーヌ教室は、
4月再開しますよ!
生きていることを、今まで以上に感謝し、
また一緒の食卓を囲めることを喜びたいです。
再開まで約10日間。
私は私の日常を取り戻し、私に出来る事を務めます。
どうぞみなさんも、元気にお過ごし下さい。








 

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東北地方太平洋沖地震により、
影響を受けている皆様。
心よりお見舞い申し上げます。




私の義弟が、仙台で暮らしており、
安否は確認できたものの、不便で苦しい時間を強いられています。
水は足りているだろうか・・・。
少しでも寒さをしのげているだろうか・・・。
どうしようもなく遠いさいたまで、
一刻も早く、彼の笑顔を見られるように祈るばかりです。


命が助かったものの、
失ったものはあまりに大きく、
それを取り戻すには気が遠くなるほどの力が必要だと、
流れるニュースの中、何度も何度も思います。

怖い体験をされた方、不便な生活を強いられている方、
大切な家族に会えずにいる方、悲しみに暮れている方々、
たくさんの動物たちに。
少しでも早く、平穏が戻りますように。
心からお祈りいたします。





      
       





裏漉し

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お懐石のお師匠さんに、じっくり料理を習う一日。
先生にゆっくりと習える大切な一日は、
洋食と和食の2種類を習い、丸々と太った鯛を一匹使う。

私には、数々の料理工程の中で、
好きな作業がいくつかある。
そのうちのひとつが「濾す」作業だ。

じっくりとニンニクの香りを出したオイルで、
鯛の切り身を丁寧に焼き、一旦取り出す。
そこに輪切りにしたオレンジとレモン、ブイヨンを入れて煮る。
ふんわり柑橘系の香りと、ほんのりオレンジ色になったら火を止めて、
一旦ザルでざっと濾す。

そして別のザルの上には、真っ白な晒し。
そこに、さきほどのスープをもう一度濾すのだ。
晒しには、細かくなった食材が残り、
下に落ちたスープは、透明感のある美しい仕上がりに。

私は、洗いたての真っ白な晒しがとても好きだ。
そこに、何かが注がれる光景がもっと好きだ。
湯気を上げ、香りがたち、
この後、この料理を口にした時、
「ああ。あの裏漉しのおかげだな。」と、心底実感出来る。
あの面倒ないくつもの工程が、きちんと味になって広がる。

裏漉しって本当に素晴らしい。








 

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初節句

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実家では久し振りに「雛人形」が全員飾られた。
大きな座敷犬だったゴールデンレトリバーのアニーが一緒に暮らしていた頃、
初めて見た雛人形に、アニーが興奮した。
さすがに壊さないだろうと思ったいたのだが、
ある日、いかにもいたずらをした風の雰囲気で、
アニーがリビングを、ササッと横切った。

「なんかいたずらしてるね・・・」ピンと来た私は、
後ろ姿を追う。
すると、なんとアニーの口には、三人官女が銜えられている!
「ちょっとちょっと~~!」
引っ張っては、官女さまが千切れてしまう・・・
アニーに「そ~~っと!そ~~~~っとだよっ」と促し、
なんとか救出。
美しい黒髪に、よだれがべっとり付いていた・・・

三人官女と言えば、親王飾りの次の段に居る。
あんな高い所のお人形を取るなんて、しっかり壇に登ったに違いない。
翌年から13年。我が家は親王飾りだけが飾られた。
アニーの届かない棚に飾られたのだ。
雛人形を眺めるアニーの横を通るたび、
「アニー、さわっちゃだめよ~」と言った。


そして今年。晴れた日曜日。
姪っ子「いろは」の初節句を祝うため、
実家に家族が集まる。
久し振りに見た「雛人形」たちが懐かしかった。
抱っこされた小さな「いろは」は、
不思議そうな面持ちで雛人形を見ては手を伸ばす。
「さわっちゃだめよ~」
言った言葉が、とても懐かしかった。


食卓には母手製の唐揚げやちらし寿司が並ぶ。
大人になった今も、お雛祭りのごちそうは、子供のころと同じだ。
大人になるとなんとなく疎かになってしまう様々な季節行事。
新しい家族のおかげで、懐かしい一日を過ごせた。








 

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