cucin amica

今年もありがとうございました!

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今年でcucin amicaをオープンしてから6年となり、
正直言うと、今までのどの年よりも悩んだ1年間となった。
リニューアルの一年目も思うように行かず悩んだけど、
それとは比べものにならない日々だった。 と思う。

仕事と育児の両立が厳しいのは当たり前で、今さら始まったことでは無かった。
それよりももっと、何かが私の中で靄がかかったようになり、
何が原因なのか、自分の作るメニューにトキメキを感じなくなってた。
旬の食材を持った時のウキウキとした心躍る感じも、
火通りを教えてくれる煮込みの匂いの中でも、
私にはうっとうしく靄が掛かったままだった。


そんな私の靄を取り払ってくれたのは、久し振りに一緒の台所に立つお師匠さんだった。
先生の旦那様の介護と、私の妊娠出産があり、
お懐石のお料理教室は3年振りだった。
先生がcucin amica302号室のキッチンに立ち、
ニコニコとユリ根を一枚一枚ほどいていく。
その姿を見ただけで、私は胸が熱くなってしまうほど、
私は先生の料理を作る姿が好きだ。

途端に料理を始めたばかり頃を思い出す。
そうだった。そうだった。この感じ。この気持ち。
靄が薄く薄く剥がれて行くように、目の前が明るくなる。

日々の雑多に追われ、料理を磨く時間が大幅に削られ、
自分の料理がダサくなってしまったと思い込んでいた。
美しい料理へのアンテナがへし折れてしまったと思っていた。
何か新しいこと、何かオシャレに見えること…
そんな感覚で作った料理は全く美味しくなく、素材を生かしきれずにいた。
現状に甘んじてはいけないと強く思い過ぎ、料理の初心を見失っていたのだ。




人生には出会いによって分岐点がいくつもあるように、
自分の生き方を変えたり、その後の人生をいつまでも支えてくれる言葉も、
いくつもあるように思う。
「あなたが今、苦しいのは上り坂だからよ。上を目指しているから苦しいの。
 その坂は誰でも登れるものじゃないんだから、自信を持って進みなさいね。」

先生の言葉に、私は心の底から励まされた自分を感じた。
私はこの言葉を一生大切にするだろうなと思った。

大切な言葉を胸に、
来年ももっともっと上を目指し、坂を登ってみようと思う。
生徒さんがキャッキャと喜んでくれるような味と盛り付け。
そして笑いの絶えない教室の空気。
いつも初心を忘れずに。

どれもこれも全部。私だけの力では到底成し得られない事ばかりだが、
生徒さんの優しさを借りて。
今までも、今年もそうだったように。



みなさま。今年も本当にありがとうございました。
貫禄とカリスマ性ゼロのワタクシですが、
今年もみなさんに「せんせい」と呼んで戴き、レッスンを行うことが出来ました。
新参者だったcucin amica302号室も、
みんなの声とタルティーヌの匂いが馴染む、温かい部屋になりました。
本当に本当におかげさまです。
また来年も、皆様が喜んでくださるメニュー作りに努めて参りますので、
どうぞよろしくお願い致します!

健やかな年末年始をお過ごしくださいませ。

                        cucin amica タルティーヌ教室 和田陽子








 

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