cucin amica

父の握り寿司

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子供たちが夏休み入り、実家にはみんなが集まる。
先日、オットが社員旅行で佐渡島へ行き、
それはそれは美味しい日本酒をお土産に買って来た。

みんなで集まった日に開けることを楽しみにしていた今日。
それなら美味しい肴で!と、父が腕を振るう。

鮪の赤身は湯引きし、漬けに。
鯛は丸ごと捌き、半身はプレーンに半身は漬けに。
鮪の赤身は、湯引きしてから漬けるため臭みがない上に、
食感がしっかりしていた。
鯛の漬けは、塩でいただくと身の甘みが増し日本酒の旨味さえ引き上げる。
甘くて柔らかい中トロにも舌鼓。
大人は刺身で、ゆっくりと楽しんだ。

子供達には握り寿司に。
木の下駄に葉蘭。それだけで凛太郎はハイテンション!
大好物のお寿司を、これまた大好きな姪っ子いろはと食べる♪
醤油をチョンとつけてパクリ!
うまい!と言う姿は、サラリーマン凛太郎だ。


父は昔から料理が好きで、とにかく形から入るため、
今思うと、実家には沢山の調理器具や器があった。
とにかく珍しい物を好み、私が小学生の頃は中華街で買ってきた不思議なスパイスや缶詰もあった。

昨年ご縁のあった枻出版社さんの『料理家10人のとっておきスープ』で、
撮影前に私の生い立ちやプロフィールについていくつかのアンケートがあった。
その項目のひとつに、「思い出のスープ」はなんですか?
みたいなものがあり、幼い頃よく食べた父の卵スープのことをさらりと書いたら、
編集さんが「なんだかほっこりする話ですので、レシピを載せましょう」と依頼がった。

その話をすると、父は俄然張り切り、思い出のスープをブイヤベースにすると言う。
卵スープなんて簡単過ぎる!と。
イヤイヤイヤ〜。それじゃ思い出のスープじゃ無いし!
子供の頃は飲んでないし、作り話になるし〜笑
ブイヤベースを載せるほどのページはないのよっ
そんなやりとりがあったものの、無事に父のレシピは小さく載り、
ほんの少し親孝行が出来た気がした。大袈裟だけど〜笑



今年、違う出版社さんからのご縁があり、
小さな取材を受ける事があった。
出来上がった校正の確認をすると、ものすごく美しく描かれている。
というか、これ私の話?と思うほど色んな事が美談になっていた。
まさに卵スープがブイヤベースにされている!

大変大変恐縮だが、このままでは私の心がざわつくことをお伝えした。
過大評価や誇張は私の生き方には無縁。
見栄を張ったりするのは、もっとも苦手なこと。
だって私は、豪華なスープよりも『庶民の味!卵スープ』が好きなんですもの。












 






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