cucin amica

2周目の人生。

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「子供を持つと、人生を2周する。」
テレビで芸人さんが、そんな風な事を言っていた。

その時、産後間もなかった私にはあまりピンと来ない言葉だったが、
最近それを何度も何度も実感する。

一番初めにそれを感じたのは、
走り回る凛太郎と一緒に公園で遊んだ時。
登ったアスレチックの上で、見渡した景色と頬に感じる風が、
「ああ。これって、子供の時の感覚だ。」そう思ったのだ。

その日をきっかけに、私はいくつもの2周目を実感した。
園の下駄箱の砂のざらつきや、職員室の空気。
水を含んだどろんこや、湿った土に潜むダンゴムシの感触。
椿の葉の硬さや、タンポポの綿毛。
凛太郎の高さで見る小さな世界は、幼い頃に感じたものばかりだった。

先日、横浜に向かう高速道路を走っていると、
「おおお~目の前に富士山!」と、オットが言った。
そう聞いた瞬間、私は大きな声で「あ~たまを~雲の~上に出し~~」と、
富士山の歌を歌っていた。
頭の中で、次の歌詞はなんだっけな~と思っているのに、
口からは次から次へと歌詞が出てくるのだ。
そして全部歌えると、楽しくて楽しくて大声で歌いまくった。

すると姪っ子が「歌えバンバンバン」を歌い始め、
一緒に歌ったら、またまたぜ~~んぶ!歌うことが出来た。
車内でみんなが本気で童謡を歌いだす(笑)

1周目の人生は、大人になり忘れてしまったようでも、
2周目に出会った時、あっと言う間にその空間に引き戻され、そしてまた体感するのだ。




庭のポーチ添いに咲いたクロッカス。
凛太郎は毎朝しゃがみこんで「いっぱい咲いてるね」と言う。
毎朝。毎朝。
寒い朝も。雨の朝も。急ぐ朝も。
毎日しゃがんで見るのだ。

一緒にしゃがんで見ると、無限に時間のあった子供の頃を思い出す。
人生の2周目。
あまり急がずにもう一度体感してみようと思うこの頃。
それがとても価値のある事に、思えるのだ。










 

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