cucin amica

ホットドッグ!

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20代の頃、姉の家に泊まりに行くと、
朝食は、いつもホットドッグだった。
電撃婚をした24歳の姉の作る朝食。
買ってきたコッペパンにシャウエッセンが2本並んで、
レタス・タマネギ・ケチャップ・・・マスタード・・・ムリムリに詰め込まれてた。

真新しい家具とシンプルな食器。
実家でのお手伝いは、犬の散歩しかしなかった姉が(←しかもイヤイヤ・・)
洗濯物を干し、私の朝食を作ってくれる。
ものすごく食べにくいホットドック(←具が入りすぎっ)を頬張りながら、
たったひとつしか年の変わらない姉が、とても大人に思えたものだった。

それから5年後、仕事嫌いの私は結婚して専業主婦になったが、
姉はバリバリの仕事人間になっていた。
小さな小さな(2回言うほど)役職に付き、仕事は忙しさを増した。
そんな生活の中でも手作りの食べ物を好む姉は、ある日私にケータリングの依頼をして来た。
「それ相当のお金を払う」・・・・と、昔から金に物を言わせる姉なりの手腕で。(笑)
私は喜んで引き受けた。

お懐石料理を習い始め、料理が作りたくて仕方なかった私には、
何よりの仕事だった。
美味しいうちに食べれるようにアレンジして作ったメニュー。
保存方法。すぐに炒められる準備。時間が経っても濃くならない味付け・・・・
料理レベルの低い姉にでも判るレシピの作り方。
あの試行錯誤の日々が、今の私の料理教室での下準備を支えてると思う。
そして姉は私を「ヨシケイのおばさん」と呼ぶようになった。(←ご存知?ヨシケイ号)

あれから数年経ち、週末になると我が家に泊まりに来る姉夫婦。
教室後の疲れでヘトヘトになった妹に、
「ピザ食べた~いっ」
「ワインに合うパンがい~~い!」などと言い放つ。
24歳のホットドッグを作ってくれる姉は幻となった。
日曜日の朝、遅くまで寝ている姉夫婦のブランチ用に「こっぺぱん」を焼く。
あの日と同じように、食べにくいホットドッグを作ろうっ

ちなみに姉は今、私のことを「大家のおばさん」と呼んでいる。      







 

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