cucin amica

みつばちの思い出。

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                                  注)写真はアシナガ蜂ですよ。

日曜日。
蒸し暑いものの、強い日差しが無かった今日。
庭の草むしりには絶好の日!と、オットと2人で黙々と作業した。
豊富な緑に囲まれた(田舎)我が家は、虫も豊富。
ズボラな私は、出入りの網戸閉めをすぐに忘れ、大量の蚊が家に入ることもしばしば・・。

作業が終わり、床にごろ寝をしていると、天井に足長蜂が居た。
足長蜂は刺されると意外と危険なものの、
「網戸を開けておけば、そのうち出て行くよね~」と呑気に構えていた。
すると、ブ~~ンと太い音をたて、今度はくまん蜂が来場。
さすがに危険度が高くなり、オットとワーワー言いながら網で捕まえ外に放した。


蜂を見ると、いつも思い出すことがある。
父の叔父にあたる熊本のおじさんは、庭の裏山でミツバチをたっくさん飼っていた。
小学2年生の私は、おじさんに付いて行き、
巣箱に溢れる蜂たちに、恐れおののいたのを今でもよ~く覚えている。
怖がる私に「なあんにもせんでおれば、なんもせんよ」と言い、
蜂の群がる巣箱を開けて見せてくれた。
あっと言う間におじさんに蜂が群がっていたものの、
おじさんは怖がることもなく、固まった蜜を取り、私に食べさせてくれた。
喉にまとわりつくような濃い味の蜂蜜は、
子供の私が美味しいと言える味ではなかった。
甘過ぎて、喉がチクチクと痛かったように感じたほどだ。
今になってみると、とても贅沢な味だったに違いない。

先日のニュースで、数年前から起きているミツバチの大量失踪について解明がされていた。
いくつか理由があるものの、そのひとつに農薬の使用があると言われている。
蜂は農薬を使用した作物には寄りつかない・・・と言うのだ。
そのため、農薬散布の少ない都心では蜂の失踪が少ないらしい。

おじさんの畑の作物には、ミツバチがたくさんいた。
虫もたくさんいた。
「あまりの美味さに虫が来る」と。なるほど。
おじさんは、100歳を超える歳になっても、
一緒に暮らす娘さんの手を煩わせることなく、相変わらずの生活をしていたと言う。
「100歳のお祝いをしましょう!」と周りの親戚に言われても、
「そんなことをすると、お迎えが早くなるっ」と頑なに断っていた。
そして、100を幾つか超え、親戚でお祝いをした年に逝った。
おじさんの言う通り、お祝いをしたからか・・・いやいや大往生だったのだ。

毎年届く「自家製はちみつ」は、その年で最後になった。
大人になった今、おじさんの蜂蜜を食べてみたかったなぁと思う。

おかげで私は、周りの人たちほど蜂を怖がらない。
それはきっと幼かったあの日、
おじさんの腕に止まった蜂はおじさんを刺すことがなかったからだ。
箱を開け、はちみつをこそいでいる時も、
おじさんは普通だった。

今日。庭のイタリアンパセリに止まる「あしなが蜂」にカメラを向ける。
その距離は数十センチほど。
「刺されるぞっ」オットが心配そうに言う。

「なあんにもせんでおれば、なんもせんよ」
蜂は怖くない。おじさんが教えてくれた。


                         注)さすがにスズメバチにはダッシュで逃げますっ













 

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