cucin amica

真鯛の箱寿司

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お久し振りの更新でございますっ
みなさまお元気でしょーか?

すっかり更新のなかった数日間。
生徒さまから、嬉しい暑中見舞い葉書きや、心温まるメール、
「せんせい旅行中?」などの質問メール・・・
本当にありがとうございますっ

そうなんですよ~
ちょっとイタリアへ~~~・・・・なんちゃ~てっ!なんちゃって!!
行ってません!てゆーか、行けません!!!!
ええ。ええ。いますよ。さいたまに。
ずっといましたよ。さいたまに。

昨年も書きましたが、ワタクシ。長男の嫁でして・・・。
ニュースで見る「出国で賑わう成田空港」とは最も縁のない世界に暮らしております。

お盆間近になると、オットは早朝から本家の庭の草むしり、
私も自宅の隅々まで磨き、布団を干し、風呂を磨き、
オットが親戚周りに持って行くパンをたんまり焼き、
時々昼寝をし・・・
そんな風にいつもの仕事にさらに磨きを掛ける・・・そんな夏休みです。


お盆初日は「お迎え」と言って、提灯を持ち、御墓へ参り、
御霊を提灯の火に見立てて、自宅へ持ち帰ります。
不思議な光景ですが、こちらの地方ではまだまだその風習が根付き、
「千と千尋の神隠し」のような雰囲気が漂い、
嫁いだ当初は「何これ~??」と思ったものでしたが、
今ではとても好きな行事になりました。

本家へ戻ると、親族が揃い夕食を食べます。
普段、「出来が悪く困った嫁」と烙印を押されてるワタクシ・・・うひひ
「今年は頑張っちゃおうぜっ」とオットと固く誓い・・・←大げさ
「真鯛の箱寿司」を作っていくことに。





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箱寿司とは、木の箱を使い押して作る「押し寿司」のことです。
関西地区が発祥と言われておりますが、
私の実家では九州出身の父が、バッテラなどの押し寿司を特に好み、
鯖やスモークサーモンなどをメインに作られ、
幼い頃から身近な寿司でもありました。

今回、私が作った「箱寿司」は、
好みの具材を何層にも分け、風味や食感を楽しみます。
まずは、酢飯。  *木蓋で少々押す。酢飯を加える際は以下同様
その上に「薬味」。薬味は茗荷、生姜、大葉、小葱・・・全てを細かく切ったもの。
そしてまた酢飯。
プチプチの食感と少々の塩気が美味しい「とびっ子」
そしてまた酢飯。
撮り忘れですが、錦糸卵を散らす。
また酢飯。

いちばん上にのせるのは、「真鯛の漬け」。
淡口醤油、酒、みりんを煮切った漬け汁に、柵のまま3時間ほど漬け込み、
時間が経ったら薄切りに。
淡口醤油の長所が生きた黄金色の漬けに仕上がります。


出来上がった「箱寿司」は、
木箱のまま本家に持って行き、
食べる寸前に切り分ける。
木箱からそっと寿司が現れたあの瞬間・・・
その時ばかりは、ギスギスした嫁姑関係が休息する・・・  
美味しい食べ物は、そんな力を持っているといつも思う。


8月。広島、長崎の原爆投下。終戦記念日。お盆。
どんな人も、一度は死者と向き合う8月。
NHKを始め、テレビではたくさんの戦争番組が流れる。
見れば見るほど、気の滅入る現実だが、
私は、今年の夏も美味しい食事が出来ることに心底感謝する。
先人達が命を掛けて守った国で、線香を灯し、供物をし、
親族が集まり死者を偲ぶ。
そんな風習がずっとずっと続き、
何十年、何百年先の8月。
平和な食卓にごちそうが並び、
そのひとつに「箱寿司」が作られたら、
本当に嬉しいと思う。












 

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