cucin amica

蕎麦屋にて

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つづき・・・・

お師匠さんご贔屓の蕎麦屋さんは、
とても繊細な蕎麦懐石を出すと言うお店だった。

駐車場に車を停めると、
刈り込んだ田んぼの真ん中で、おじさんが何やら叫んでいる。
手を振るお師匠さん・・・どうやら店主さんらしい。
こだわりにこだわりの拍車が掛り、
今では米を作るようになったそうだ。
刈り込まれ、干された稲の穂先は大粒のお米が入っていた。

純和風の建物を入ると、
所々に野花がひっそりと活けてある。
幼い頃通った書道教室のような机が並び、
そのひとつひとつが磨かれ、木独特の光沢が滲み出ている。
お席に案内され座ると、
緑豊かな中庭が見える。

そば茶と緑茶をブレンドしたと言う、香ばしいお茶が出され、
次に、小さな豆皿が目の前に置かれた。
一瞬、「食用菊の酢のものか・・・」と思った。
私は、菊の酢の物があまり得意ではない。
店によっては、身震いするほど強い酸味で仕上げられ、
冷えた体で食べると、芯から寒くなるからだ。
ところが、一口食べて驚く。
菊は胡桃餡で和えられていた。
菊のサリサリとした食感に、胡桃のまろやかなコク、
そこにカリッとした蕎麦の実が散らしてある。

いかにも年季の入った小さな豆皿に、
彩りも楽しめるようにと、
紫の菊、わずかに黄色の菊を和えたと言う。
なんとも粋なお料理。
いつもの私なら、大口を開け、一口で食べてしまう量だが、
箸の先でちんまり掴み、
初めての味を、少しずつ少しずつ楽しんだ。




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