cucin amica

たらの芽

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ググッと暖かくなると、庭に植えた「たらの芽」が気になる。
毎朝のように、その芽の大きさを確認し、
「明日は食べごろだろうか・・・いやいや明後日か・・・」などと、
刺々しい木の周りをウロウロする。

5年前、庭にたらの木を2本植えた。
1本は、実家の父が近所の森が土地開発で伐採されるところを通り掛り、
「あんなところにたらの木が!!」と、くいしんぼう満載の心意気で貰って来てくれたものだ。
もう1本は、私がホームセンターで購入したもの。
父が植えてくれた野生のたらの木は、ものすごい生命力で、
子を増やし、我が家の庭の淵はたらの木だらけになってしまった。
野生の木は刺が多く、その脇を通るのも少々怯えるほど。
寒い冬などには、まるで枯れたように見える。
土にただ突き刺さった棒の様で、とても寒々しい。

しかし、暖かくなり始めると家族の注目を一身に浴び、
その枝先に春を灯す。
4月上旬。
今年、我が家のたらの木は過去最高数の芽を付けた。
「今日が絶対食べごろ!」と決め込み、一気に摘み取った。
平日にもかかわらず、なんとか都合を付け、家族が実家に集まる。
毎年、わずかに収穫できた「たらの芽」を奪い合うように食べていたが、
今年初めて、少々の譲り合いの心を持ちながら食べれた・・・ 

薄い衣をまとい、カラッと揚げたたらの芽は、
ホクホクと歯切れよく、舌の上でとろりと甘かった。
子供の頃、なんだか苦くて苦手だったあの味は、
大人になった今、待ち遠しい春の味になっていた。









 

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