cucin amica

cucin amica 302 壁のお話。

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「西アフリカのガボンの森は、古代氷河期の影響の残りで、
 森の所々がポツポツと穴が開いたようになっている。
 ところが近年、その穴を埋める様に若い木々が生え始め、その謎が解明された。」

そんな番組を見たのは20歳の時。
不思議な映像に釘付けになり、その理由が大好きなゴリラの話で、
増々見入ったのを、昨日の事のように覚えている。

空中から見た、大きな大きなガボンの森。
所々穴が開き、その穴の内側の緑は際立って若い緑色をしていた。
謎の理由は、ガボンの森で生息するゴリラたち。
ゴリラたちは普段、木の実を食べ、木の上に枝や葉を集め眠る。とても器用に。
森を愛し、森の実をモリモリ食べ、ムリムリと排泄。

その排泄を、何故か必ず森の途切れた草原でするのだ。
わざわざ、その途切れた穴の開いた場所で。
すると、消化されなかった木の実が最高の肥料(うんち)にまみれ、
そこから芽をだし、細い枝になり、木になり、森になって行く。
そしてその森はやがて大きくなり、自分たちの子孫が安心して暮らせる場所になる。

なんて素晴らしいんだ!!と感動に打ち震えた。
何気なくして来たことが、生きて行くために大切なことになる。
とても羨ましく、そしてそんなことを自分も出来るのだろうか・・・と思った。
「生きて行くことはゴミを出すこと」そんな風に人間は生きて行くしかない。
人生のうちのリサイクルなんてほんのわずか。
毎日のように出されるゴミたちは目に触れることなく遠い所に持って行かれ埋められる。
ゴミの様に募らなければならない罪悪感は、
目に見えないから薄れるばかり。


そんな中、義兄がリノベーションを検討中の私に興味深い話をしてくれた。
「これね。卵の殻から出来ている天然の土壁なんだよ。」

卵殻を始め、海、山、森、土の天然素材をブレンドしているため、
高い調湿効果があり、化学物質を吸着分解、消臭効果も高いと言う。
身体に優しく、料理教室の土壁として最高だった。

そして私が何より感銘したのは、
この卵殻が、キューピーマヨネーズを作る際に出る、
山の様な卵の殻(廃棄物)から出来たことだった。
本来ならば、廃棄物として処理されるゴミの山が、
こんな風に素晴らしい土壁として生まれ変わっているのだ。

私が日々食べる、キューピーのマヨネーズ。
それを作る上で生まれた卵殻が、
幾人もの研究や思いやりによって、大切なものに生まれ変わる。
それはガボンの森のゴリラと同じように思えた。
地球は今を生きている者だけの物ではない。
ずっとずっと先の、子孫の子孫の子孫のその先まで。

私が出来ることは、小さくて小さいことだが、
ほんの少しだけ。
ガボンのゴリラのように。

cucin amica 302の壁は、
キューピーマヨネーズの殻から出来ています。
それは、もしかしたら生徒さんの誰かが食べたマヨネーズのものかも。
そんな風に、何気なくして来たことが、
生きて行くために大切なことになる。
そうだったら、とても嬉しい。






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この度、資金繰りの厳しい(笑)cucin amicaの為に、
義兄の職場の皆さまが壁塗りをしてくださいました。
天井を含め、骨の折れる大変な土壁塗り。
慣れない作業で大変なのに、快く楽しそうに塗っていただき、
本当に本当に感謝感謝でした。

室内の主役となるブルーの壁。
兄の調合で、お気に入りの色に。

みなさま。
本当にありがとうございました!!


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