cucin amica

母の作る子供服

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実家に行くと、窓辺に完成間近の小さなコート。
襟元のふっくらしたデザインは母らしいあしらいだ。
これに袖を通す、姪っ子のいろはの嬉しそうな顔が浮かぶ。





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母は元々、とても不器用な人だ。
だけどひたむきな性格がこんな繊細なコートを作れるまでにしたのだな~と思う。
その「ひたむき」がとても大切なものだと思えたのは大人になってからだ。

幼い頃から、自分の母親は友人たちの母親とは少し違うな~と感じていた。
お母さんが時間割のチェックとランドセルの中身を確認してくれる・・・とか、
雨が降ると校門に傘を持った母親が来てる・・・とか、
朝起きると枕元にその日のお洋服が揃えてある・・・とか。
そんなことをしてもらったことはなかった。

私たち姉妹はよく忘れ物をしたし、
雨に濡れて帰ると、「えーっ!雨降ってたのーっ?」と言うし、
私たちがコーディネイトして着た姿を見て「今日はセンスがgoodだね!」と言った。

だけど。
食事は全て手作りだったし、母手製の洋服を着ていた。
絵心が無いくせに、独特の刺繍が施してあり、
「このクマ、変な顔だよね・・・」と、姉とコソコソ笑う。
姉と私は二人でよく遊び、
母はいつもその時々に何かに「ひたむき」に向き合っていた。
それはフランス料理であったり、パイ作りであったり、
籠作りであったり、洋裁であったり・・・。
遊んでいると、「ちょっと来て~~~」と御呼びが掛かり、
まち針の刺さったままの洋服を、恐る恐る着ては何度も採寸された。
遊ぶ横にミシンの音。
今、思い出してみてもしあわせな気持ちになる。


母は未だに「ひたむき」続行中で、
相変わらず周りの友人たちの母親とは違う。
「まずは洗濯機を回す!」とか、「掃除機を掛ける!」などの決まりは無く、
朝起きて「続き」を楽しむ。
この日も。
「やっだ~。お化粧もしないでお昼過ぎ!誰か来たら困るね~」と笑う。

全くちゃんとしていない人だけど、
私はその「ひたむき」さに何度と支えられたのだと、
大人になり、母になり気が付くのだ。

「好きこそものの上手なれ!」
私も「ひたむき」に教室作り向き合えたらいいなと思う。








 

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